と言わんばかりのきり丸に、萌え尽きた。チーン(←しんだ?)
「それくらいバイトしないと、忍術学園の学費、払えないんだもの」
「ぼくに生活するなというんですか!」
…なんだこの千鈞の重みをもつ言葉は。
きり丸の表情にも言葉にも漂う、諦念。
10歳の子どもが背負うには、重すぎやしないか。
大人たちと対峙するきり丸は、表情ががらっと変わると思う。バイトを通じて大人の社会と向き合うきり丸には、大人たちのリアルな汚さが見えているに違いない。
それでもなお、大間締先生を助けるために、雇用主に立ち向かう正義感を失っていないところに、きり丸が真のヒーローたるゆえんがあるのだろう。
「やい、抜天坊!」というときのきり丸の表情に、脳血管が1ダースくらい切れて、水芸状態になるかと思ったぜ。
思うに、忍たまには、主人公のほかにヒーロー枠というのもあるらしい。
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