趣味は、お茶

庄左ヱ門の趣味とされる茶については、公式にアナウンスはされていても、実態を見たことはなかったような気がする。

 

で、庄ちゃん、お茶道具持参で、金吾を尾行ですか? 誰にお手前披露するつもりなのですか? それとも、誰かと逢引のつもりだったとか?(だとすれば、しぶ鬼相手に茶を点てているバヤイではあるまい)

 

学級委員長なりリーダーなりに、仲間の行動を把握する必要があるとはいえ、いちいち休みの予定を聞いてまわるのは、ちょっと熱心すぎる気がしないでもない。だが、金吾といぶ鬼も、あの答えかたは気を持たせすぎである。

 

しぶ鬼の台詞からして、金吾といぶ鬼の仲はもはや公認らしい。

と書いただけでいろいろ妄想が暴走してしまいそうなのだが、ひとまず措いて、ようやく逢瀬を果たした二人の笑顔のまぶしさには、目眩を覚えるほどである。敵対関係をおしての禁じられた遊びであればこそ、逢瀬の悦びはいや増すに違いない。だって、あの駆け回りながらはしゃぐ二人のピュアな美しさは、まさに天使の戯れ。

 

それにしても、二人の逢瀬を岩陰からみながらこぶしを作る、目のやり場に困る私服姿のしぶ鬼が、どうしても小食満に見えてならない。試みにしぶ鬼→小食満、いぶ鬼→小伊作に脳内変換してみたら、軽く心房細動起こしたw