ストラテジスト庄左ヱ門

庄ちゃんの賢さがきわだつ2日間だった。

 

い組とは組は仲が悪いというのが忍たま世界の前提だと思っていたが、委員会のなかでは違うのかもしれない。同じ委員会としての連帯感があるのだろうか。けっこうちゃっかり者の伝七と佐吉に仕事を押し付けられてしまう彦四郎の、それでも学級委員長として頑張ろうとする姿がとても健気である。教室でひとり、背丈より大きいほうきを使って掃除に勤しむ姿に、ちょっとお人よしらしいこの子の悲哀をみた。

…でも安藤先生、81点なら、ふつう、優がつきまっせ。

 

山村リリー女史が御年どれほどか寡聞にして知らないが、あれだけ頻繁に足柄山から近畿地方にあるという忍術学園まで足を運んでくるというだけでも、まだまだ現役としてやっていける証左であろう。それでもやっぱり「そろそろ引退を」とか「忍術が古い」とか言われることにあれだけ反応すると言うことは、それだけ年齢を意識もしているのだろう。都合のいいときだけ年齢を引き合いに出す学園長とは違うものを感じる。

それにしても、喜三太の妄想の中でさえもサムアップな与四郎先輩、どんだけカッコつけな15歳なんだか。

 

そして2人の大人を、自分が表に出ることなく術にはめてしまう庄ちゃん、たしかに炭屋にしとくのはもったいないハイグレードでハイクオリティさである。じーちゃんが自慢したくなるのも、あながち分からん話ではない。

 

 

【今日のひとこと】

”安藤先生、組のいうことなんかぜんぜん聞いてくれないからなぁ…”

(庄左ヱ門)