四年生まつりと思ったら、上級生まつりだった

問:次の三木ヱ門の台詞を受けた滝夜叉丸の行動について、適切なものを選びなさい。

 三木ヱ門「なんだ、滝夜叉丸。こんなところに呼び出したりして」

 

1 ひょっとして自分が避けられているのではないかという不安を打ち明ける。

2 実力の優劣をはっきりさせるために勝負を申し込む。

3 押し倒して唇を奪う。

4 その他

 

ところで滝夜叉丸は、四年生に人気のない原因をある程度把握できているようである。そう。五、六年生に人気があるとすれば、それは忍術の実力があり、下級生の面倒見もいいからなのだ。別に団結力があるからではないのである。課題と解決手法の齟齬が解決を遠くさせるのだ。

 

でも、別によいではないか。滝夜叉丸たちが誰からの人気がないことに心を痛めているのかはっきりとは示されなかったが、視聴者の、特に大きいお友達から絶大な人気を博していることは間違いのない事実なのだよ。

 

で、解決手法として構想している団結力の強化だが、四年生はひとりひとりが個人事業主、というより芸術家みたいなもので、それが団結するというのはネコの群れと同等の概念矛盾でしかない。

 

それにしても五、六年生たちの図は、上級生好きたちの集合絵の習作にあつらえ向きと見たのは私だけだろうか。みんなでガッツポーズしたり肩を組んだり、どういう経過であの場面に至ったのかと考えるだけで妄想がたぎり始めて止まらないのですが。

 

そして最後は、おばちゃんのこのひとこと↓に収斂されるのだ。

 

【今日のひとこと】

”大丈夫。四年生はぜったいに団結できないから”

(食堂のおばちゃん)