スマイルで返却キャンペーン

「いよいよ、不気味な笑顔を使うときがやってきました」

「…よくわかりませんが」

…あの、松千代先生。「いよいよ…」という以上は、作戦について共通コンセンサスがあるものと思ったら、ぜんぜんないみたいですよ。

 

冒頭、低学年たちで埋め尽くされている図書室の図に、軽く萌えた。上級生たちは、きっと日中は忙しいから、夜に自室で借り出した本を読んだりしてるのだろうか。

 

それにしても、美しく目立つだの、恥ずかしがりを直すだの、忍術学園の図書の選書基準が疑問視されるような蔵書である。それとも、なんですか。リクエスト枠があって、滝夜叉丸しか読みそうもない本だの、松千代先生しか読みそうに内本も購入できるシステムになっているのだろうか。

 

滝夜叉丸ときり丸のかけ合いは、きり丸のツッコミ具合の変化が実にいい味を出している。滝夜叉丸ときり丸の手の大きさの違いに軽く萌える。そう、萌えは細部にも宿るのだ。

 

学園長先生も山田先生も土井先生も、本の又貸しはいけませんよ。めっ!!

そしてお鉢が自分に戻ってきた学園長をじとー、と見つめるきり丸とヘムヘムがなんかイイネ!

 

もはや妖怪的なレベルに達した長次の笑いにたじろぐ上級生たちよ…キミたち、そろいもそろって貸し出し期間を守れないとはw 小平太に至っては、あの表情は明らかにどんな本を借りたか忘れてたに違いない。

 

慌てて図書室に本を返却にくる忍たまたち…金吾がずいぶんたくさん借りていたようだが、何をそんなに借りてたのだろうか。いにしえの剣豪の本とか?

そんな様子を、腰に手を当てて見守る長次の表情が、なんかカッコいい。普通にしてればけっこういい男なんだけどね…。