茶屋も土井先生といっしょに暮らしてみたい!!!

 

 

 

こんな腐ったタイトルの日記の続きを読もうという勇気ある諸兄姉に、深甚なる敬意を表したい。

 

でも、引き返すなら今のうちw

 

 

 

 

 

 

もちろんこの回を見るのは初めてではないのだが、改めて最初から見ると、庄ちゃんがけっこう滾るようなことを言っちゃっているのである。もうなんなんだこの子。開始早々茶屋のツボを刺激しまくりである。

「いいなあ。きり丸はいつも土井先生といっしょにいられて」

「ぼくも、土井先生といっしょに暮らしてみたい!」

もう庄ちゃんたら、頬染めてそんなこと言っちゃって、どんな理想生活を思い描いているのだろう…案外、庄ちゃんは土井先生にベタベタに甘えたい! みたいな願望があるのかもしれない。庄ちゃんはマジメだから、当然勉強もみっちり見てもらって、忍術の手ほどきもしてもらって、そして折節には頭なでなでしてもらったり、膝枕で寝たいとかおんぶされたいとかいろいろ考えちゃってたりして、ああなに言ってんだか、それ全部茶屋の願望ではないか。ま、茶屋はもちっとスキンシップ重視だけどね!(←帰れ)

 

「わが家…か」

「おかえり。きり丸」

 

このときの土井先生は、何度見てもイイ…というより、むしろ胸をつかれる思いがする。きっと孤独の中でずっと捜し求めていたのが、こう言える相手だったのだろう。でも相手は赤の他人で、しかも教師と生徒という客観性を求められる関係で、それに優秀な忍者である土井先生には、相手に情が移る危険も知っていて、心の中できり丸にどう接すればいいのか答えを探しあぐねるような迷いをあのスマイルの裏に秘めていたりなんぞした日には、茶屋はもう頭の中がお花畑すぎて廃人同然である。(←すでにそうなってるとも云う)

 

中庭での剣術(というかチャンバラ?)が夕方というのも、改めて見ると実に秀逸な設定である。あの場面は、一日のバイトを終えたきり丸に、土井先生が「どうだ、少し剣術の稽古もつけてやろうか」なんて声をかけたりして始まったに違いない。で、思ったより腕が上がってるのを見て内心うれしさを抑え切れなかったりしてんだよ、きっと。普通なら夕食の準備なんかで忙しいはずの夕方にあえてそんな戯れに時間を過ごすってのは、やっぱり若くないとできることではない。年を重ねると、どうしても日常のタスクをこなすほうに重心がいっちゃって、「もう今日は暮れてきたし、明日でいいか」なんていう方向にながれてしまうもんなのだ。

 

ああ、そして囲炉裏の場面は、これはもう忍たま史上空前絶後の名場面と茶屋は断定する。あのきり丸と土井先生の会話の絶妙の間は、とても10分アニメとは思えない。土井先生は、少し迷ったのだろうか。自分の伏せてきた過去を語るべきか否か…

 

ふと思い出して19期の第1話を見てみた。そう、第1話でも、土井先生はきり丸のバイトを手伝っていた。そしてきり丸が勤しんでいたのは彫刻…

彫刻!?

…そうだったのか。あの第1話はすべての始まりであると共に終わりでもあったのか。土井宅に始まり、土井宅に終わる5ヶ月に渡る輪廻をへて、来年の4月にどんな転生を果たすのか、お花畑と化した頭の中で、思考はただ空転するのであった。