行ったのは先々週のことなのだが、もう千秋楽である。追加公演やってくれないかな、とちょっと期待したのだが。
まだ忍たまの存在を知るはるか前の私は、忍者とは巻物をくわえて印を結ぶとどろどろと煙が立ち上って姿を消したり大きなガマを登場させるような存在だと思っていた。
今回のステージを見て、その感覚が蘇ってくるのを感じた。幻術とはそこまで都合のいいものなのか?
人に幻覚を見せて言動をコントロールするという術など、もちろんフィクションであろう。だが、それにしても原作の持つギャグと正確な考証との絶妙なバランスからずいぶん逸脱しているように見えてならなかった。ステージを見ていてずっと感じていた違和感の正体である。幻術があれだけパワーがあるなら、誰もがちまちま忍術の修行をするよりも幻術のマスターを目指すだろう。初級であっても、忍たまはもとより(一応)プロ忍のドクタケ忍者をアイドルと錯覚させてローラースケートを履かせてしまうのである!
ところで第6弾の見どころのひとつは、伏木蔵と尊奈門が一曲もらって歌い上げているシーンである。伏木蔵かわいかったなぁ。また登場してくれんものだろうか。
相変わらずタソガレドキ城のお殿様はお買い物好きにして見事なバリトンを聞かせてくれる。朗々と声を響かせた後にコミカルなパートが入って、さらに役者が上となっている。
声と言えば、伊作は声が裏返っていたが回復したのだろうか…。
同行した人によると、今回、長次役の人は忍ミュ初出演のようだが、最後、きり丸を軽々と抱き上げていた!
この演出はもはや定着したのだろうか。というか、定着してくれ。
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あさひ (水曜日, 28 1月 2015 00:16)
こんばんは(*^^*)いつも小説読ませてもらっています。
伊作と留三郎がかかった幻術ですが、私は催眠術の類いだと思っています。演出上、見えているように 見せていますが、実際は脳内で造り出された映像なんだと考えました。
3chaya (木曜日, 29 1月 2015 01:02)
あさひ様
コメントありがとうございます。
幻術≒催眠術 という考え方も確かにあると思います。たぶん私は催眠術そのものに懐疑的なので違和感を感じてしまったのかも知れません。私の中では催眠術とコックリさんの区別がついてないもんで…。
でも、幻術初級でそこまでできるなら、幻術侮りがたしですよね。