善法寺を訪れて、伊作を書くと決めた

年末に神戸に行って、大阪に向かうために阪急に乗った。特急に乗れば早く着くのに、気がつくと各駅停車に乗っていた。まあ仕方がない。特急だと尼崎市内の駅はぜんぶ通過してしまうから。

 

というわけで園田村、じゃなかった、園田駅で降りて、藻川を渡って伊作エリアへと入る。

このあたりは数年前に来たことはあるけれど、あっという間に通過して留三郎エリアへと抜けてしまったので、今回は少しゆっくり歩いてみようと思う。

 

とはいえ伊作エリアは狭い。川を渡ってから新幹線の高架に当たるまで横断するのに10分かかるかどうか。今度は別の道を、と迷い込んでいるうちになんか由ありげな神社に到達する。周囲は板塀や白壁の家並みが残っていて、ここだけタイムスリップしたような空間。地元の鎮守様として崇敬されてきたのだろう。静かな境内に佇んでいるうちに、伊作のお話を書きたくなってきた。おぼろげにストーリーも思い浮かんできて、東京に帰ったら着手すると決めた。