小春日和

山田先生と利吉親子のつどい設定を見ていると、その破滅的な結末に涙を禁じえません。

個人的には、そのような結末があるにせよ、一時的に心を通わせるような、いわば小春日和のようなひとときがあってほしいという願望のもとに書いてみました。

 

 

「ただいま戻りました」
「山田先生。お疲れさまでした…て、あれ?」
 裏庭で薪を割っていた半助が目を見開く。
「どうされましたかな?」
「いや…出かけるときは、伝子さんで出かけられていましたから…」
 戻ってきた伝蔵は、いつもの山田伝蔵としての旅姿である。
「ああ、そのことですか」
 伝蔵は苦笑する。
「実は出張先の城の忍組頭が、私を見て女に用はないと言ってね…」
 満更でもなさそうに説明する。
「いくら言っても分からないものだから、山田伝蔵に戻らざるを得なかったのだ…よほど私の女装がカンペキだったのだろう」
「そ、そうでしたか…」
 どういうつもりか知らないが、これ以上、女装に変な自信を持たれたくない半助としては、その忍組頭の無責任な発言には、ひとこと苦情を申し立てたかった。だが、その前に伝えるべきことを思い出す。
「ときに山田先生。利吉君が来ていますよ」
「ほう、利吉が?」

 


「利吉、来ていたのか」
 部屋の襖を開けると、そこには今目覚めたばかりのように布団に半身を起こしている利吉の姿があった。
「なんだ利吉、こんな時間から布団に入っているとは」
 風邪でもひいたのか、と一瞬心配になる。だが、利吉の身体から漂う酒の匂いに、すぐさま事情を理解する。額に青筋が浮かぶ。
「利吉! こんな時間から酒を飲んで、しかも布団でグウスカ寝ているとは、お前それでも忍か!」
 まだ半ば眠っているような表情に、つい怒りが湧き起こる。
「まあまあ、山田先生。あまり利吉君を責めないでください」
 部屋に戻ってきた半助が宥める。
「利吉君を酔わせてしまったのは私なんです。は組の雪合戦のコーチをやってもらったものですから、お礼に一杯とやっている間に飲ませすぎてしまいまして…」
「そうでしたか…」

 


「あ…父上」
 利吉の声は、まだ半ば眠っているようである。
「やあ、お目覚めかい」
 これ以上もない爽やかな声の半助が、2,3回利吉の肩をたたく。
「山田先生がお戻りだ。いい機会だから、一緒に飲んだらどうだい」
 そう言いながら、酒の入った瓢箪を利吉の手に押し付ける。
「い、いえ…私はもう飲みすぎました。もう、これ以上は…」
「こういうのを迎え酒という。利吉君ももう大人なんだから、こういう飲み方があることも覚えておいたほうがいい」
 いたずらっぽく片目を瞑ると、半助は手拭を持って立ち上がった。
「土井先生、どちらへ」
 利吉が戸惑ったように訊く。
「私は、一足お先に風呂に行ってきます」
「こんなに早く…ですか?」
「たまには忍たまたちの入浴指導もしないといけませんから」
 言いながら、半助は襖を開ける。
「まあ、すぐ戻りますから、少しの間ですが、親子でゆっくり話していてください…では」
 半助は部屋を出て行ってしまった。
「入浴指導って、なんですか。父上」
 利吉が首をひねる。
「まあ、きちんと身体を洗っているかどうか見てやることだ」
 当惑顔であごひげに手をやりながら、伝蔵が答える。
「そういうものがあるんですか…」
「うむ…」
「…」
 気まずい沈黙が流れる。
「ま、まったく土井先生も人が悪いなあ…親子でゆっくり話せなんて」
 取り繕うように利吉が口を開く。
「そ、そうだな」
「急にゆっくり話せと言われても、なにを話すものやら…」
「そ、そうだな」
「父上も、なにか話してください」
「わ、私がか…」
「ほかに、誰がいるんですか」
「そ、それもそうだな…」

 


「今日は私も一緒に入らせてもらうぞ」
 脱衣所で一年は組の生徒たちがにぎやかにしゃべっていたところに、半助は入っていった。
「あ…」
「土井先生」
「げ」
 さまざまな反応を見せる生徒たちに、半助が眉を軽く上げた。
「なんだなんだ、その顔は。私と風呂に入るのはいやか?」
「いや、そういうわけじゃないんですけど…」
 庄左ヱ門が言葉を切ったところに、乱太郎が継ぎ足す。
「先生がこんな早い時間にお風呂に入るのは珍しいな、と思ったもんですから」
「私だって、たまには早い時間に風呂に入れる時だってある。それに、利吉君も来ているからな…ほらほら、そんなところに裸で突っ立っていたら風邪をひくぞ。早く入るんだ」
 手早く脱いだ服を畳んだ半助が、浴場へと促す。
「はあい」

 


「お前たちは、いつもそんなに雑な洗い方しかしてないのか? それじゃ汚れがきちんと落ちないだろう」
 湯船の中から生徒たちの様子を見ていた半助が、呆れたような声を上げる。
「忍はいつも身ぎれいにしていなければならないと教えているだろう。そんなやりかたでは、耳の裏や足指の間がきちんと洗えているか、怪しいもんだぞ」
「え、そうかなぁ」
「ちゃんと洗っているよねえ」
 団蔵と兵太夫が顔を見合わせる。
「そんなこと言ったら、しんべヱなんてどこも洗ってないようなもんスよ。手が届かないんだから」
 きり丸が肩をすくめる。
「そういえば、しんべヱはどうした。虎若と三治郎と喜三太もいないが」
「生物委員と用具委員は、ちょっと遅くなっているようです」
 庄左ヱ門が説明する。
「生物委員は、また、孫兵先輩の毒虫が脱走したのを追っかけまわしてるんじゃねえの?」
 きり丸が面白そうに言う。
「いやいや、それは、生物委員的には、虫さんたちが集団でお散歩に出たって言うらしいよ」
 三治郎と同室の兵太夫が立てた指を横に振りながら言う。
「それを脱走って言うんだろうが」
 すかさずきり丸が突っ込む。
「そりゃそうだね」
「ははは…」
 はっくしょん、と誰かがくしゃみをした。
「ほら、はやく湯船に入りなさい。いつまでも洗い場にいると、体が冷えるぞ」
「う…せま」
 窮屈そうに湯船におさまった生徒たちは、うらめしげに半助を見る。
「なんだなんだ、その目は。私はそんなにジャマか?」
「だって、4人いないのに、いつもより狭く感じるもんですから…」
 乱太郎が渋々説明する。
「それに、昼間頭にたまったよけいなモノもすっきり洗い流してこそ風呂ってもんじゃないスか」
 きり丸が頭の後ろで腕を組む。
「きり丸…おまえな…」
 半助が握りこぶしをつくる。
「昼間の私の授業は、『よけいなモノ』だというのか…」
「え…? いやだなぁ先生。俺がそんな失礼なこと言うわけないじゃないスか…」
 形勢不穏を看取ったきり丸が、繕うように笑ってみせる。
「まあいい。それで、雪合戦の練習はどうだった? 利吉君のコーチで少しは上達したか?」
「はい!」
「これで、い組にはぜったい勝てます!」
 何人かが口々に答えた。
「そうか。よかったな」
 そのコーチが、実は雪合戦など未経験だったとは言わないことにして、半助は微笑んだ。
「ところで、利吉さんは、今日は何のご用で来られたんですか?」
 庄左ヱ門が問いかける。
「ああ。山田先生にお話があるということで来られた」
「きっと、また奥さんのところに戻れって話なんだぜ」
 きり丸が面白そうに言う。
「でも、山田先生は出張なのでは」
 庄左ヱ門が首をかしげる。
「ああ。だから、山田先生が戻られるまでの間、お前たちのコーチをお願いしたってわけだ」
「そうだったんですか」
 庄左ヱ門も納得したようである。
「さきほど、山田先生も出張から戻られたから、いまごろ親子でゆっくり語り合ってるところではないかな」
「でしたら土井先生」
 庄左ヱ門が手を上げる。
「どうした、庄左ヱ門」
「お風呂から上がったら、僕たちの部屋に来てもらえませんか?」
「構わんが、どうした?」
「明日の予習をしていたんですが、分からないところがあるんです」
「よしわかった」
 ああよかった、と笑顔を見せる庄左ヱ門を横目に、ほかの生徒たちが頭を寄せ合う。
「…さすが庄ちゃん。予習だって」
「ぼくなんて、まだ宿題おわってないのに」
「ぼくもだよ…」

 

 

「土井先生、遅いですね…」
「しばらく私たちを2人にしておくつもりだな…半助のやつ」
「しかしなぜ」
「半助なりに、気を遣ってくれているのだろう」
 まあいい、と伝蔵は、半助が残していった酒の入った瓢箪を手に取ると、二つの土器に注いだ。
「半助が戻るまで、飲みながら待つとしよう。利吉もやりなさい」
「え…私はもう、飲みすぎてしまいましたから…」
 慌てた利吉が両掌を振りながら言う。
「少し寝たのだから、酔いもさめておるだろう。少しだけ、私に付き合え」
「…はい」
 利吉も土器を手に取る。こうして父親と酒を酌み交わすのは、これが初めてだと考えながら。

 

 

「こうやってお前と酒を飲むのは、初めてだな、利吉」
 伝蔵も同じことを考えたようである。
「そうですね、父上」
「半助の、おかげだな」
「はい」
 しばし言葉が途切れて、2人は土器を口に運んだ。
「土井先生は、どうしてこのように私たちに気を遣ってくださるのでしょうか」
「分からぬ…あるいは、私たちが会えばケンカばかりしているのを見かねているのかもしれない」
 互いに不器用な親子だからな、と伝蔵は考える。
「父上が、私の手紙を全部取っといていると、今日はじめて知りました」
「半助が言っていたのか」
「はい」
 そうか…とつぶやきながら、伝蔵は土器を傾ける。
「いつもワンパターンのことばかり書いてと思ってらっしゃいませんか」
「まあ、そうだな」
 伝蔵も否定しない。
「…母さんに顔を見せろということと、仕事のことばかりだからな」
「だから、取っておいてくださったと聞いて、意外でした」
「そんなことはない。お前が元気でやっている…いや、無事でいることがわかるのだからな」
「父上…」
 意外な台詞に、思わず利吉は父親の顔を凝視する。
 -いつもなら、照れ隠しに憎まれ口でも叩くところなのに…。
「そんなにジロジロ私を見るな」
「すいません」
 首を縮めた利吉は、考えずにはいられない。
 -土井先生が、仰っていたとおりだ…。
「父上が私にお気持ちを話してくださることも、初めてではないかと思ったものですから」
 だから、いつもなら何となく言わずにいたであろうことも言ってみようと思った。 
「うむ、まあ…それもそうかも知れぬな」
「土井先生は、父上が私に遠慮していると、仰っていました」
「遠慮…か、そうか」
 いつもなら色をなして反論しそうな伝蔵だったが、今日の伝蔵は納得したように小さく反芻している。
 

 

 -なるほど。半助は、そう思っていたのだな。
 昨夜の半助との会話を思い出す。
 -たしかに、利吉に言いたいことを言わずにいることが遠慮というなら、その通りかもしれない。
 だが、と伝蔵は考えずにはいられない。
 -利吉、正直に言おう。私は、お前に問うのがこわいのだ…。
 唐突に忍になったことを後悔するかと問えば、利吉はとうぜん否と答えるだろう。だが、成功した忍がかならず経験する「その先」を知ったとき、その答えはどうなるだろう。
 -だが、利吉には、その他の道がない。私が、そうしたのだ。
 いつかは利吉自身が突き当たる壁だった。その存在を今のうちから教えておくべきか、それとも本人が認識するのを待つか、どちらが忍の先達としてなすべきことか、伝蔵は惑う。
 いや、先達としてなら、どちらをなすべきかは明らかだった。それでも躊躇するのは、父親として、戻れない道に息子を引き入れてしまった後ろめたさだった。
 -つまり、私は卑怯なのだ。許せ…利吉。
 空いた利吉と自分の土器に酒を注ぎながら、伝蔵は眼を伏せる。
 


「土井先生のご両親も、きっとそうだったのでしょうね」
 黙りこんだ伝蔵に気づかないように、土器を干した利吉はぼそっと言う。
「ご両親?」
「いえ…きっと、土井先生のご両親がとても睦まじかったから、土井先生もそのように心馳せ深い方なのではないかと思ったのです」
「そうか…」
 -そのようなことまで心が及ぶようになっていたか…いつの間にか利吉も大人びたことを言うようになりおって…。
 いつまでも子どもと思っていてはいけないのかも知れない。それでも、伝蔵には利吉の成長が喜ばしかった。だから、半助の抱える事実について告げるべきだと考えた。

「半助のご両親は、もはやこの世の人ではない」
「早いうちに亡くされたとか…」
「そうだ。それも、無残にな」

「…」
 重苦しい伝蔵の言葉に、利吉の動きが止まる。
「…半助が話してくれたことがある。ご両親は、半助の目の前で殺されたということだ。まだ元服前のことだったそうだ」
「…」
「どういう経緯かは分からんが、半助が忍になったのは、その後のことだろう。おそらく、その中では見たくないものも多く見てきたのだろう。初めて学園に来たときの半助は、抜け殻のように表情のない人間だった。多くのものを見すぎた顔だと学園長先生は仰っていた。あるいはそうかもしれない」
 伝蔵は暗い表情で酒をすすった。
「なぜ、そのような経験をされた土井先生が、あんなにやさしい顔でいられるのでしょうか」
「私にも分からない。私には、半助が多くの過去に縛られすぎているように思えてならないが、どうすればいましめを解いてやれるのか、分からないのだ」
 苦渋に満ちた伝蔵の声も表情も、利吉には意外だった。いつもは何もかも飄々とこなしてしまう父親が、家族の者にすら滅多に見せない姿を見せている。
「は組の生徒たちの影響なのでしょうか」
 ふと思いついてつぶやいたことだった。が、伝蔵の表情が動いた。
「そうだな…そうかも知れん」
 今ごろ、は組の生徒たちと仲良く風呂に入っているであろう半助の笑顔を思い浮かべると、それはありそうなことと思われた。
「は組の生徒たちは半助に懐いているが、それ以上に半助の方が、生徒たちを必要としているのかも知れんな」
 伝蔵はひとりごちる。
「それに、私があれこれ気を回すよりも、は組の生徒たちの方がよほど自然に半助を自由にしてやれているのかも知れん」
 自分に言い聞かせるような口調の伝蔵を、利吉は黙って見つめている。

 


「なんだなんだ、お前たちは…」
 半助は当惑したような声を上げる。庄左ヱ門と伊助の部屋には、いつの間にかは組の生徒たちが集まってしまっていた。集まってはいるが、片隅でしゃべっていたり、寝転がって草紙を読んでいたりと、やっていることはバラバラである。
「なんか、みんながここにいると思うと、部屋にいても落ち着かなくて」
 乱太郎が苦笑いする。
「みんなといると落ち着くっていうか…」
 団蔵が頭を掻く。
「そうか」
 半助は頷く。
 -は組は団結力が強いからな…。
 一人ひとりの成績は、庄左ヱ門を除けばひどいものだったが、全員集まると予想外に力を発揮するのもまた、一年は組だった。学園に来るまで子どもと接した経験がほとんどない半助には、それが普通のことなのかどうか分かりかねたが、伝蔵の話を聞く限り、は組の特殊能力といってもよさそうに思えた。
 -だからこそ、いくつもの実戦経験を切り抜けることができたのだ…。
 それは決して自分の手柄ではないのだろうが、半助にはは組の生徒たちが誇らしかった。
 -は組の団結力は、こういうところから生まれているのかもしれないな。
 ふだんはバラバラの方向を向いているようで、常に互いの気配の届くところに固まっている、それがいざというときの凝集力につながっているのかもしれない。
「ただいまぁ」
 襖が開いて、委員会で遅くなった4人が、風呂を済ませて入ってきた。
「おかえり」
「おそいぞ」
「はやくこっち来いよ」
 あちこちから声がかかる。

 


「せっかく土井先生が、2人で話す機会を作ってくださったのに、土井先生の話ばかりでしたね」
 利吉が苦笑する。
「そうだな…」
 伝蔵も、つられて笑いを浮かべる。
「だが、よかった…また、仕事が落ち着いたら、こうして話さぬか」
 伝蔵の言葉に利吉は思わず顔を上げる。
 -つまり、父上は、私と対等に話したいということなのか?
 半助の言葉が脳裏によみがえる。いつもずっと逃げ水のように追いつけない存在と思っていた父親が思いがけずすぐそばに現れたような、意外な感じを受けた。それとともに、名状しがたい暖かい感情が湧き上がってきてふいに涙が出そうになる自分に戸惑う。
「それは、どちらの仕事が落ち着いたら、ですか?」
 感情の奔流を押さえつけるために、あえていたずらっぽく笑いながら、利吉がまぜっかえす。
「もちろんお前のだ…いつもいつも仕事仕事と言ってばかりおる仕事中毒め」
「父上だけには言われたくありませんね…いつもいつも仕事仕事と言っては、私がいくらお願いしても、母上のもとへお帰りにならないではないですか」
「なんだと利吉、親をあてこするとは何事だ」
「まあまあ、分かりました…では、父上のお誕生日の時にでも、また伺うことにしましょう。それでいいでしょう」
「ふむ、まあ、しかし…」
 口の中でごにょごにょと言いながら、空いた瓢箪と土器を持って立ち上がった伝蔵が、不意に独り言のように言う。
「利吉。今日は泊まってゆくのだろう? どこかから布団を借りて来なければな」
「はい。では、小松田君に頼んできましょう」
「そうしてくれ」
 利吉が立ち上がったとき、襖が開いた。
「おや、土井先生。遅かったですな」
 もう酒はすっかりなくなってしまいましたぞ、と瓢箪を軽く振りながら伝蔵が言う。
「ええ、風呂のあと、庄左ヱ門たちの部屋で、いろいろやってたものですから」
「そうでしたか」
 では、と部屋を出て行く利吉を、半助は不審そうに見送る。
「まさか利吉君、これから出立するわけではないですよね」
「いや、今日はここに泊まるそうだ。小松田君のところに、布団を借りに行っただけだ」
「そうでしたか…ところで」
 半助は微笑む。
「利吉君とは、ゆっくりお話できましたか?」

 


 -半助、お前には感謝の言葉もない。
 寝息を立て始めた半助と利吉の気配を感じながら、伝蔵は考える。
 -私ら不器用な親子のために、いろいろ気を使わせてしまって…本当なら、私がもっと半助のために動いてやらねばならないのにな。
 -だが、この恩は、いつか必ず返すからな。
 2人の青年の健やかな寝息を耳にしながら、伝蔵もまたゆるやかに眠りについた。

 

<FIN>

 

 

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